
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: Kindle版
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構造主義の重要人物の考えたことを教えてくれる。重要人物とは以下。
この本のウリの一つが著者の感想や例え話、主観的な記述が多いことだ。噛み砕いた説明ということらしい。私はそれらの主観的な記述にいちいち引っかかってしまっていたが(「明らかに」、「魔術的な」、「挑発的」、「いささか」などそう言えるだけの根拠があるのかないのか読み戻る)、学校の講義を聞いてる気持ちになって読むと引っかからず読めることに気づいた。カルチャースクールの講義ノートが元ネタだということなので、話し言葉として読むのに適している。
だけど内容は難しくわからなかった。面白そうなことが書いてあるんだけど、目が滑ってすぐわからなくなる。 「ものごとを相対的に見よう」ということしかわからなかった。それとフーコーの権力についての話とレヴィ=ストロースの方法論は面白そうだなと思った。
大学生の時に、先生や学生が何言ってるのか全然わからないことがよくあって、あれらは構造主義の話だったのかということがわかった。