業務でコーディングして身にしみたのは、複数人で、長期間にわたってソフトウェアを作ることの難しさだ。そうなるとコーディングで大事になるのは、
- 読みやすい
- 変更しやすい
- 使いやすい(仕組みがわからなくても動かせる)
ということになる。オブジェクト指向はそれをやりやすくするためのやり方の一つであって、現実の物体をプログラムの世界で再現するみたいな比喩で説明するのは不適切で誤解を生む。 あるデータとそれに関する操作(例えば「貯金の金額」というデータと「貯金の金額を減らす」操作)をあとで読みやすいように書きましょう、というのがオブジェクトの素朴な発想。

オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―
- 作者: 平澤章
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