架神恭介, 至道流星『リアル人生ゲーム完全攻略本』を読んだ

人生を神様が運営しているネットゲームだと見立てて、現代日本社会の状況と人生設計について教えてくれる本。

説明書パートと攻略本パートに分かれている。説明書パートでは幸福点を稼ぐことが人生の目的であることを教えてくれる。攻略本パートでは人生設計する上での前提知識を教えてくれる。前提知識とは、結婚や就職や親の介護などのライフイベントと、金融危機や戦争や地震などの生き方を一変させる可能性のあるビッグイベントの2つだ。

人生をネットゲームと見立てるのは出オチだと思った。攻略本パートの文体がちぐはぐしていると感じた。たまに「プレイヤー」や「日本サーバ」などのゲームっぽい用語が出てくるけど、人生設計において考えるべき出来事とリスクの一般論を真面目に語っているので、文体として中途半端な感じがした。

ブッダがバグを利用して歴代最高得点をマークしたプレイヤーとして書かれているのが面白かった。ちょうど魚川『だから仏教は面白い!』を読んでいたので、労働と生殖を否定しものごとの認知を改造していく仏教の方法はたしかにバグっぽいと思った。