『Team Geek』

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

生産性が高いチームの作り方を、技術的側面からではなく、人間的側面から教えてくれる。

1. 天才プログラマの神話

今日の複雑なソフトウェア開発は一人ではできない。チームでやる必要がある。なので人間関係をどう築くかが良いソフトウェアを生み出す肝になる。 HRT(humility(謙遜), respect(尊敬), trust(信頼))を軸にコミュニケーションしよう。
人に好かれると得する。

2. 素晴らしいチーム文化を作る

チームがもつ固有の文化をよいものにする。チームが目指すべきところ、また目指さないところを簡潔な言葉にし(ミッションステートメント)、それにそぐわない機能や振る舞いは切り落としていく。
チームに文化ができたら、長期的に良いコードが生まれる。またチームにそぐわない人材は自ずと排除される。

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コミュニケーションの原則は、同期コミュニケーション(ミーティングなど)の人数を減らし、非同期コミュニケーション(メールなど)の人数を増やすことである。

3. 船にはキャプテンが必要

リーダーは、チームを支配するのではない。チームが自主的に活動できるように促す執事(サーバント)であるべきだ。

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マネージャーが親のように振る舞えば、エンジニアは子どものように振る舞う。

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信頼していないことをチームに伝えるには、子どものように扱えばいい。人は自分が扱われるように行動する。

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Billの質問には、エンジニアを落ち着かせ、問題解決に集中させる効果があった。 チームメンバーがアドバイスを求めてきたら、問題解決のチャンスだ!問題解決ならリーダーになる前に何年もやってきたので、すぐに問題解決モードに突入してしまいそうだが、それはダメだ。エンジニアが相談を持ちかけるのは、君に問題解決をして欲しいからではない。彼が問題解決するのを手伝って欲しいからだ。そのためには、彼に質問をすればいい。

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今は事を荒立てる必要があるのだ。彼らは自分たちで問題解決できない。そのことを指摘せずにいると、チームに悪影響を与えるし、夜も眠れなくなってしまう。

4. 有害な人に対処する

チームに悪影響のある振る舞いは、放置してはダメ。その振る舞いが改善できるようならする。できないようなら有害な人をチームから追い出さなくてはならない。技術のある人でも、チームの文化にそぐわない場合、長期的に見ると全体の生産性を落とす。

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排除するのはあくまで振る舞いであり、特定の個人ではない。

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技術的に貢献できる人は、確実に交換可能だ。

5. 組織的操作の技法

チームの外、社内政治で使えるテクニック。

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悪い習慣を排除するには、それを置き換えるものを探せばいい。

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できるだけ約束は小さくして、届けるものは大きくした方がいい。

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三つの箇条書きと行動要請

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あとは被害者にならないように、そこから逃げ出そう。

6. ユーザも人間

ソフトウェアはユーザのために開発される。 ユーザはわかりやすさでソフトウェアを選ぶ。 ユーザが使いやすいソフトを作れ。

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多くの人間は論理と感情を同じだけ使う。

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多くのプログラマはメディア産業を嫌っている。

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プロダクトは最初の体験が超重要なのだ!

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ユーザーがソフトウェアを使うのは使いたいからであって、身動きがとれないからという理由で使うことがあってはいけない。

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ユーザーはソフトウェアを開発できない。したがって「ユーザーはバカ」である。そう思っているんでしょ?